「通関業法」について

通関士試験は

  1. 通関業法
  2. 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法
  3. 通関書類の作成要領その他通関手続の実務

の、全3科目からなります。
本ページでは、「①通関業法」がどんな科目なのかを確認しておきたいと思います。

<通関業法の試験時間・問題数・配点>

  試験時間 問題数 配点
①通関業法 50分 20問 40点
3科目合計 240分 67問 120点

「通関業法」科目の問題数ならびに配点は全3科目合計の3分の1を占める一方で、試験時間はわずか5分の1程度となっています。このことは、「通関業法」科目が、短い時間のなかで多くの問題をこなさなければならない、言うなれば“時間との戦い”であることを意味します。

より具体的に見ていきたいと思います。
同じく法律科目である「関税法・関税定率法等」科目では、全30問を100分で解答します。すなわち、1問あたりに費やすことのできる時間は3分強です。
それに対して、「通関業法」科目では、全20問を50分で解答しなければなりません。同じように1問あたりに費やすことのできる時間を算出すると、2.5分となります。
「通関業法」科目と「関税法・関税定率法等」科目を比べると、1問あたりに費やすことのできる時間に1分近い差があることがわかります。それだけ、「通関業法」科目においては、スピーディーな解答が求められるというわけです。

では、そんな「通関業法」科目とは一体どんな科目なのでしょうか?
それを知るうえでは、通関業法の目的が記された第1条の条文が参考になるので、ここに紹介したいと思います。

「この法律は、通関業を営む者についてその業務の規制、通関士の設置等必要な事項を定め、その業務の適正な運営を図ることにより、関税の申告納付その他貨物の通関に関する適正かつ迅速な実施を確保することを目的とする」(通関業法第1条)

つまり通関業法とは、通関手続きの適切かつ迅速な実施を目的に、通関業者ならびに通関士の業務、そして義務や権利を定めた法律ということになります。

皆さんがこれから目指す通関士という資格の根拠となる法律なわけですから、3つある試験科目のなかでも非常に重要な位置づけにあることは言うまでもないでしょう。