「関税法・関税定率法等」について

通関士試験は、

  1. 通関業法
  2. 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法
  3. 通関書類の作成要領その他通関手続の実務

の、全3科目からなります。
本ページでは、「②関税法・関税定率法等」がどんな科目なのかを確認しておきたいと思います。

<関税法・関税定率法等の試験時間・問題数・配点>

  試験時間 問題数 配点
②関税法・関税定率法等 100分 30問 50点
3科目合計 240分 67問 120点

「関税法・関税定率法等」科目は、通関士試験の全3科目のなかで、最長の試験時間、最多の問題数、そして最高の配点を誇る科目となっています。

その理由は、科目名からも明らかです。
この科目では、関税法や関税定率法のみならず、「その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法」についても学ぶことにとなっており、出題範囲がとても広いという特徴があります。

ちなみに、「その他関税に関する法律」とは、以下の法律を指します。

  • 関税暫定措置法
  • 日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う関税法等の臨時特例に関する法律
  • コンテナーに関する通関条約及び国際道路運送手帳による担保の下で行なう貨物の国際運送に関する通関条約(TIR条約)の実施に伴う関税法等の特例に関する法律
  • 物品の一時輸入のための通関手帳に関する通関条約(ATA条約)の実施に伴う関税法等の特例に関する法律
  • 電子情報処理組織による輸出入等関連業務の処理等に関する法律

法律名を読んだだけで思わずげんなりしてしまいそうですが……。
とは言っても、この科目のメインはあくまでも「関税法」と「関税定率法」です。

関税法というのは、関税の決定方法、支払や返金の方法、そしてこれらの手続きをスムーズに行うために必要なことを定めた法律のことですが、関税にとどまらず、そもそも輸出・輸入とは何か、といった基本的なことについても規定しています。
もうひとつの関税定率法というのは、関税の計算方法について定めた法律となっています。