「通関手続の実務等」について

通関士試験は、

  1. 通関業法
  2. 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法
  3. 通関書類の作成要領その他通関手続の実務

の、全3科目からなります。
本ページでは、「③通関手続の実務等」がどんな科目なのかを確認しておきたいと思います。

<通関手続の実務等の試験時間・問題数・配点>

  試験時間 問題数 配点
③通関手続の実務等 90分 17問 30点
3科目合計 240分 67問 120点

上記表を見て、「たった17問しかないのに試験時間は90分もある」と驚いた人もいるかもしれませんが、「通関手続の実務等」科目は、他の2科目とはまったくの別物だと考えてください。

「通関手続の実務等」科目は、「通関書類の作成要領」と「通関手続の実務」の2つに分けることができます。

このうち、まず「通関書類の作成要領」については、他の2科目のような選択式ならびに択一式の問題は出題されず、「選択式・計算式」の問題がわずか2問出題されるだけです。
「選択式・計算式」というのは、虫食い状態の通関書類が提示されて、空欄に当てはまる数字を、15個の選択肢の中から選ぶといったタイプの問題です。もちろん、「当てはまる数字」を導き出すためには、計算が必要になってきます。

もうひとつの「通関手続の実務」については、他の2科目と同じように選択式ならびに択一式の問題も出題されるのですが、それに加えて「計算式」の問題も出題されます。
「計算式」というのは、その名の通り計算問題で、解答については選択肢の中から適切な答えをマークするスタイルになっています。

法律や手続きの知識について学ぶ他2科目に対して、「通関手続の実務等」科目では具体的な手続きの実務について学びます。
また勉強法としては、暗記が中心となる他2科目に対して、「通関手続の実務等」科目では計算が中心となります。
このように、異なる種類の科目がひとつの試験の中に同居している点が、通関士試験を難しくしている要因とも言えます。

とは言え、「通関書類の作成要領」「通関手続の実務」ともに、試験合格後に実際に通関業務に携わるうえで必須のスキルを学ぶ科目ですから、単なる試験科目のひとつという位置づけではなく、将来も見据えてしっかりと習得したいものです。